当麻郵便局新築工事

環境に配慮した「+(ぷらす)エコ郵便局」の北海道第1号。カーボンニュートラルの推進のひとつとして木質バイオマスボイラーを全国の郵便局で初めて導入しました。(燃料である木質チップは、原料の樹木がCO2を吸収・固着することで大気中のCO2濃度に影響を与えないカーボンニュートラルな燃料とされています。)
建築工法は、板を重ねて強度を高めた断熱性にも優れる大型木製パネルCLTを建材に用いたCLT工法を採用し、CLTは町産材を中心とした道産材を100%使用。
バイオマスボイラーは町産の木質チップを燃料として局内の暖房を賄います。外壁には積雪時も発電できる壁面設置型の太陽光発電パネルを取り付け、局内の電力に活用しています。

局舎の外部には珍しく、主に屋根に多く使われる建材・カラーベストを用いています。
内部はCLTにWAX材を塗布しているのみであり、木質ならではの温もりがそのまま活かされ、歳月をかけて色合いに落ち着きと深みが増していくことで経年の変化を楽しめるものとなっています。

当麻町の特産品は「でんすけすいか」。偶然にも、黒色を基調とした建物に赤色の郵便マークが映え「でんすけすいかを彷彿させる」と話す住民も。
また、かつてこの地に郵便局が建っていたこともあるそうで、竣工の際には「おかえり」と話していた方もいらっしゃいました。
これからもなお、地域のみなさまに親しまれる場所であることと思います。

カテゴリ

店舗・事務所

竣工年

2023

住所

当麻町