浜頓別町国民健康保険病院 新病院建設工事
既設病院の老朽化に伴い、新たな場所に移転して新築された病院の設計・施工一括公募型プロポーザルの工事です。医療の変化に柔軟に対応できるよう、構造躯体(スケルトン)は長寿命化を図り、内装・設備(インフィル)は改修が容易な設計とし、将来的な更新にも配慮した計画・施工を行いました。
医療施設ならではの設備として、非常時に備えた約3日分の貯水が可能な受水槽、緊急排水槽、非常用自家発電設備を整備。内外部の仕上げは機能的でシンプルなデザインとし、仕上材の統一によりメンテナンス性を向上させています。さらに、患者様が利用するエリアには衝撃吸収性のある床材を採用し、病室の天井にはせん妄を起こしにくい模様の材料を使用するなど、細部にわたる配慮を施しました。